この検査が必要な患者さんは、不妊の原因を確認したいと希望されている、以下の方々です。
1. 原因不明の長期不妊
2. 子宮卵管造影(通気検査)において、異常(卵管の閉塞など)が認められる場合
3. クラミジア感染の既往がある場合
4. 診察等により子宮内膜症が疑われる場合
5. たびたびLUF(黄体化非破裂卵胞)が認められる場合
6. 早発閉経が疑われる場合
7. その他
この検査は4〜5日程度の入院が必要になります。腹腔鏡下手術を行なった場合は、もう少し入院期間が延長します。
お腹の中に二酸化炭素を送り込み(気腹)、お腹を膨らませて、視野の確保をしてから行ないます。二酸化炭素によって横隔膜が押し上げられるため、しっかりした呼吸管理が必要になり、全身麻酔下で行ないます。(なおGIFT等の場合には、下半身麻酔(脊髄麻酔)で行なうこともあります)
全身麻酔下に、臍部に1cmの切開をくわえ、鉛筆の芯程度の太さの針をさします。そこから二酸化炭素を送り込み(気腹)腹部を膨らませてから、φ5mm(腹腔鏡下手術の場合にはφ10mm)の管をさし、スコープを入れ、お腹の中を観察します。さらに他に1〜2ヵ所φ5mmの管をさしこみ、詳しく観察します。この際、異常が認められ腹腔鏡下に処置ができる場合には、腹腔鏡下手術(癒着剥離術、子宮内膜症病変焼灼術など)に移行します。
副作用
1. 全身麻酔に合併するトラブル
2. 気腹操作の際のトラブル
皮下気腫(皮膚の下の組織に二酸化炭素が入り込んでしまうこと)
腸管穿孔
血管穿孔(2万件に1件という報告あり)
このようなトラブルが起きた場合には、開腹手術せざるを得ないこともあります。
術後
| 1. | お腹の中に異常がなかった場合 腹腔鏡検査を受けるまでと同様の治療を続けます。 |
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| 2. | お腹の中に異常があった場合 | ||
| a) | 腹腔鏡検査に引き続き腹腔鏡下手術を行ない、その後治療を続ける。 あるいは、自然経過の中で妊娠の成立を待ちます。 |
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| b) | 腹腔鏡下手術ができない場合 | ||
| 1. | 後日(希望によっては腹腔鏡検査に引き続き)開腹して、形成手術を行ない、不妊治療を継続する。あるいは、自然経過の中で妊娠の成立を待ちます。 | ||
| 2. | 体外受精を行なう。 | ||

